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徹底的に土地利用調査・サルの個体調査 [獣害]

お久しぶりです。
修士1年生…もあとわずか。中村です。
僕の調査報告はソロ活動が目立ちますが,
別にソロデビューとか考えてません。きちんと農村計画学研究室の一員です。

3月18日~23日にかけて山梨県で土地利用調査を行いました。
というと楽な感じですが,
山梨に居る間毎日6時間歩きっぱなしでしたから,結構ハードでした。
長期の調査でしたが,晴天が続き,調査日和でした。
以前にも言いましたが,僕の調査地は晴れているとキレイに富士山がみえます。



僕は富士山の裾野の広がりが大好きです。頂上より裾野が好きなのですが,
裾野は写真にうまく納めることが出来ません。

さて,最終日の23日には,サルの個体調査を手伝うことが出来ました。
メスの成獣なので,群れの遊動域把握のため首輪型発信器を着けます。
ちなみに,これは私の調査ではなく,生態調査をやっている山梨県環境科学研究所さまの
生態調査の一環です。
この個体は吹き矢の麻酔をかわすのが上手で,くせものでしたが,

麻酔が効く前(というかもう効き始めてますが…)


麻酔が…



効きました。


こてんっ

このあと体の各位を測定して,首輪を着けられたあと,
通常なら放されますが…今回は特別に
サル追い犬の訓練も兼ねることになりました。
サルを見て吠えたり毛を逆立てたりすると大成功です。

というわけで,まだ麻酔の効いているサル相手ですが…

いけっ!!被害に嘆く集落のために!!




…。



落ち着いてしまいました。

一同:「だめかぁ~」

と落胆のため息。

しかし!!サルの麻酔がさめて動き回るときちんと追いかけ回しました!!
これはいけるかも!!と希望の見える素晴らしい光景でしたが,
肝心の私はそれまでにデジカメの写真を撮りすぎたため,メモリがいっぱいになり,
決定的瞬間を撮り損ねました。

がっくし。

けど,充実した調査でした。この前にも,山口県に行ったのですが,
写真が秋芳洞のしかなくて(恥

今回はちょっと気が抜けた報告ですが,たまにはアリかな,と。


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コメント 2

M.ADACHI

中村くん、いつも勉強になります。研究者が現場を知らないのは幸か不幸かわかりませんが、少なくとも農村計画学研究室の人は実験室はフィールド(屋外=農村空間)だとおもっています。現場に近い研究者がいることは行政担当者としても本当にありがたく思います。

本巣市でも、犬を使った鳥獣害対策をするとの記事が掲載されていました。ビックリですね~。

今日、県民ふれあい会館にいってきて、動物介在活動犬をさわりに行ってきました。とてもかわいかったです。
犬は、麻薬犬や介助犬など人間に忠実でいろいろなところで活躍しています。
いろいろな視点からみると、動物・犬の習性を勉強すると論文の第1章に書けるかもね。
by M.ADACHI (2007-03-24 23:54) 

なかむら

コメントありがとうございます。
農村計画学は社会科学に入ると思っていますが,
社会は一つの物事に様々な要因が絡んでいるため,
僕のように経験の浅い人間は,現場に出ないとその要因を
把握することが出来ないと思っています。

本巣市ですか?!初めて知りました。
この間根尾村のNPOからの委託で報告書をあげたばかりですが…。
情報に疎いのはいけないことですね…。
僕は明後日長野県の大町までサル追い犬の視察に行って参ります。

犬の習性,勉強します。
今日,シカやカモシカの胃の役割について少し勉強しましたが,
イヌは盲点でした。
by なかむら (2007-03-25 01:07) 

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