宇美小学校 ビオトープ調査 in 福岡県糟屋郡宇美町 [ビオトープ]
院生の榎本です。
連続での報告となりますが,21日の調査報告をします。
宇美小学校の先生には,今年2月に行ったアンケートで非常に丁寧な回答を頂き,
また学校ビオトープに対する問題意識にも共通する点が多くあったため,
更に詳しい聞き取り調査を行うために,小学校を訪問することになりました。
↑宇美小学校 学校ビオトープの全景
当日は,学校ビオトープの維持管理活動「にじいろデンボ倶楽部」が行われ,
今年度の活動の経緯やTV放送の様子などの紹介がされたあと,
学校ビオトープの観察会と,ビオトープ入口の門を作る作業がありました。
↑にじいろデンボ倶楽部の様子。参加者は教員,児童,PTAほか合計で約40人でした。
生憎の雨模様で,作業が一時中断することもありましたが,
何とかビオトープ入口の門も一段落するところまで作業できました。
作業中は,大人も子どもも生き生きとした表情で楽しんでいました。
↑のみを使って丸太に文字を彫り込む。子どもも次第に慣れた手付きになってきます。
この活動では,あまりきっちりとした目標を立てすぎないことや,
途中で作業が終わってもまた来月に持ち越してやっていくことで,
不要な義務感や責任感をなくすことができているのではないでしょうか。
その証拠に,活動中に笑い声や作業に真剣に打ち込む参加者の姿があり,
教員として,PTAとして仕方なく作業に参加しているという様子はみられませんでした。
そして,この小学校では,雨水利用による水源の確保(主要な水源は井戸水)や,
水循環ポンプの動力として風力太陽光ハイブリッド発電を用いるなど,
できるだけ自立した学校ビオトープをつくることを目標にしています。
これにより,毎年の維持管理費用を少しずつ減らしていくことができ,
金銭的な苦労をなくしたり,より自然に近い学校ビオトープとなることでしょう。
↑雨水利用システムは児童の発案によるもの。最高で5トンの水を蓄えられます。
今回調査にご協力頂いた富永先生には,太宰府天満宮へも連れていって頂き,
何から何までお世話になりました。本当にありがとうございます。
↑太宰府天満宮 本殿
↑「にじいろデンボ倶楽部」参加者の皆様。この他に子どもとお母さんも参加しました。
宇美小学校のブログは,メニュー左側のブログ一覧から見ていただけます。
http://myhome.cururu.jp/umi_biotop/blog
福岡では,屋台や山笠,ラーメンや狛犬など色々なものを堪能してきましたが,
紙面の都合上,その内容については省略させて頂きます。
きっと書いてしまうと,上の内容どころではなくなってしまいますので(笑)
書き込み:榎本
福岡まで行ったの!?すごいね!
福岡まで行ったんなら、この際仙台まで来れるでしょ。
僕がベランダのプランターに小さなビオトープ作っておくから、調査に来なさい。
こっちもやっと梅雨明けしたよ。今日は暑かった~。
榎本先生の論文はどんなタイトル?
学校ビオトープの実態と今後の課題って感じかな?
by うめむら (2007-07-24 19:18)
今のうちに行けるところには行っておけってアドバイスを受けたので
是非行っておこうと思って決心したよ。
本当に熱心な先生と,生き生き取り組む地元の方を見て
これが一つの成功の形なのかなぁ,って感じたね。
じゃあそのビオトープを見せてもらいに仙台まで行きます(笑)
学会とかイベントが重なってると行きやすいんだけどね~。
◆えのもと◆
by 農村計画学研究室 (2007-07-25 23:12)