学校ビオトープ調査 in 育成小学校 [ビオトープ]
院生の榎本です。
またまた随分時間が空いての投稿となりますが,
11月15日に津市の育成小学校へ行った時の報告です。
津市立育成小学校は,住宅街に囲まれて立地しており,
住宅街ができる以前は水田が広がる地域でした。
↑学校ビオトープの入口付近(東側)
学校ビオトープの面積は,約920㎡と大規模ではありませんが,
変化に富んだものになるよう,先生と生徒の工夫がみられます。
↑学校ビオトープは,小学校敷地の北側に位置しています。
この学校ビオトープは,三重県環境保全事業団の事業を契機に,
地元のNPOが市内の幼稚園や小学校に作ったものです。
学校ビオトープ活動にありがちな,活動のマンネリ化や教員の異動により,
この小学校でも,近年活動が下火になり停滞していたそうです。
今年度,新たな助成金を得たことから活動の意義を再確認する機会ができ,
地域の講師(行政職員,学芸員,大学教員,自然観察員など)に講義を依頼したり,
保護者や地域住民を対象としたイベントを開いたりと積極的に活動を行ったそうです。
この一年間で,生徒と先生だけでなく,保護者や地域の方々など,
多くの人に学校ビオトープ活動の意義を理解して頂けたとのことです。
調査に伺った日には,休み時間に生徒が学校ビオトープで遊ぶ姿がみられ,
みんなが学校ビオトープに愛着を持っていることが感じ取られました。
↑休み時間の学校ビオトープ。水辺近くやドングリ探しをする生徒が多くいました。
地元のNPO以外では,地域の方々との接点は多くないとのことですが,
これから学校ビオトープ活動を意義深いものにしていくためには,
地域との関わりがますます重要になってくる,と担当の先生が仰った通り,
学校ビオトープは地域との繋がりがあってこそ学校ビオトープたり得るものです。
地域にとって小学校がより身近な場所になれば,と考えています。
↑生徒がドングリ探しをする小径
書き込み:榎本
「農業・農村多面的機能フォーラムぎふ」開催のお知らせ
岐阜県では県民のみなさんに「農業・農村の有する多面的機能」を知ってまた考えていただくために、「農業・農村多面的機能フォーラムぎふ」を開催します。詳しくは岐阜県農地計画課ホームページをご覧ください。
「連絡先は「代表者のみ」で人数を教えてください。」とのことですから、気軽に応募できるとともいます。みなさんこぞってご参加ください。
修士論文・卒業論文作成に忙しいことと思いますが、「今後、農村計画を語るにあたり」非常に重要であると考えます。「私には関係ない~」といった「縦割り意識」は公務員だけで十分。学生さんは参加すべきです。修士・博士は当然ですね。
みなさまのご参加・申し込みをお待ちしています。
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11427/forum/chirashi.pdf
by M.Adachi (2008-01-07 21:53)
足立さま,コメントありがとうございます。
イベントの内容は非常に興味深いものですので,
研究室内外問わず,色々な方に参加して頂きたいと思います。
が,ブログのコメント欄は「宣伝媒体」ではありませんし,
同じコメントが連続で投稿されることになると,
過去のコメント履歴を参照することができなくなります。
ブログの運営のためにも,以後ご配慮頂けると幸いです。
◆榎本◆
by 農村計画学研究室 (2008-01-09 00:51)