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フィールド実習 in 位山 [大学行事]

院生の榎本です。

今回は,5月24日に行われた一年生のフィールド実習についてです。
我々の研究室の教官は,この実習の担当教官の一人です。
岐阜大学農学部の演習林がある位山周辺の山之口集落にて,
農業用水路を辿って集落の文化や水との関わりを知る実習を行いました。


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↑山之口集落を一望できる高台から実習がスタートします。

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↑まずは,実習の間山之口集落を案内して下さる地元の方にご挨拶。


山間にあるこの山之口集落は,山之口川の上流部に井堰を作り,
下流の集落まで農業用水を引いています。
その間,傾斜や谷などのある山間部を水路が通り抜けていく姿は,
先人達の苦労をひしひしと伝えています。

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↑麓の集落に残された田の畦の石垣。非常に大きな石が使われています。

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↑立派な石垣が残る棚田ですが,耕作放棄されているものも多いです。


そして,一行は山の中へと入っていき,水路の取水口まで辿り着きました。
川の水を一部水路に引き込むための井堰が設置されています。

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↑写真の奥には,山之口川が流れています。この水を水路へ引き込みます。

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↑水を引き込むための井堰。必要に応じて開け閉めします。


そして,今度はこの水路を辿って集落の最も低い所まで移動していきます。
途中には,谷を越えるために橋のようになった水路も見られました。

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↑水路が谷(以前は沢水が流れる川)をまたいで集落へと走っています。


この他にもいくつもの難所を抜けて,無事に麓の集落まで辿り着きました。
微妙な勾配を計算に入れて,水が水路を流れるように計算されているのも,
水に困っていた過去の集落の様子を物語っています。

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↑無事に集落の端まで到着。水路は集落を通り抜け,まだまだ続きます。


ほぼ半日で水路を隅から隅まで見て回る忙しい内容ではありましたが,
集落のご先祖様の苦労を思い,最後に発表としてまとめることになりました。
実習中は何とか雨も持ちこたえ,怪我もなく無事終了できました。
実習に参加した一年生の皆さん,お疲れ様でした!

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↑発表の様子。


書き込み:榎本
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