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果樹カウント調査 [獣害]

今月13日から17日の4泊5日で奈良県宇陀市に
果樹カウント調査に行ってきました。
自分の研究としての調査ではなく,
バイト代をもらってのお手伝いです。

三重県名張市と奈良県宇陀市は
サルの被害調査が行われた地区の先駆けであり,
住民の方々の被害対策意識が高い地区だと思います。

調査内容は,集落内の果樹の種類と数を調べることです。
先月も4泊5日でいってきたのですが,今回は
もう時期も遅いので果樹の葉っぱもかなり落ちてしまい,
バラ科サクラ属のサクラ,ウメ,スモモの区別が難しかったです。

果樹を数える目的は,サルの被害対策として住民による果樹の伐採などが
行われている地区なので,
サルの行動圏と住民による果樹伐採がどの程度関連しているのかを
調べること…だったと思います。
果樹が伐採される→サルにとって集落の魅力が減少する→サルの集落依存が減る(サルの行動圏が森林よりになる)
という具合になる…のでしょうか。
何年も継続した結果が出ないとなんともいえないかもしれません。

私はサルの被害で卒論をやっておきながら,
サルの被害を現場で減らすには,どうすればよいか,
というビジョンが明確になっていません。
それは地域によってそれぞれ手法が異なると思います。
よって,現に調査研究が進んでいる地域を見ることは必要なことだと思い,
今回の調査を手伝わせていただくことにしました。

調査の感想は,
農村計画分野からできることはあるかもしれない,という実感を得たと同時に,
それは成果として論文にはならないかもしれない,という不安も抱きました。

文責:修士1年  中村大輔


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